林業従事者の減少や高齢化、放置林の増加といった深刻な課題を抱える現代の日本林業。
そんな状況にユニークなアプローチで切り込むのが、石川県白山市の「なかの林業」です。
同社は林業の苦境を「ゾンビ」として風刺し、短編映画「ゾンビ林業 FOREST:RE」を自主製作。
ゾンビをモチーフに林業の現実をユーモラスに描くこの試みに、多くの注目が集まっています。
映画「ゾンビ林業 FOREST:RE」とは?
短編映画「ゾンビ林業 FOREST:RE」は、AIの急速な発展により林業が忘れ去られたという近未来を舞台にした作品です。
物語は、主人公の大学生が祖父の山を訪れる中で、ゾンビ化した元林業従事者たちと出会うというスリリングな展開。
危険にさらされながらも、林業再生に向けてゾンビと向き合っていく姿を描いています。
脚本・監督・キャストまですべて同社社員が手がけるという本作は、約20〜30分の短編ながら、林業の問題提起とメッセージ性を兼ね備えた作品です。
8月上旬にはYouTubeなどの動画投稿サイトでの公開が予定されています。

なぜ「ゾンビ」なのか?
「なぜゾンビなのか?」と思う方もいるかもしれません。
実はこの“ゾンビ”というモチーフには、過疎化・高齢化・担い手不足といった問題で“死んだ産業”のように扱われている林業への皮肉が込められています。
ゾンビがさまよう荒れ果てた山林の描写を通して、放置林や支援に依存した現実の林業を風刺。
ユーモアを交えつつ、林業の深刻な実態を伝える工夫がなされています。
地元企業の新たな挑戦
2026年1月26日、白山市鶴来下東町の「つるぎショッピングスクエア レッツ」で開催された合同記者発表会では、なかの林業の竹田拓也さんが映画の概要を発表。
会場にはゾンビにふんした社員も登場し、大きな盛り上がりを見せました。
さらに、このイベントではナオミヤ薬局による県内初の漢方介護支援事業や、ウーブンナックによる温度で色が変わる繊維の紹介など、地域企業の新たな取り組みも披露され、地域全体の活性化にもつながる動きとして注目を集めました。
ネット上での反応と声
映画「FOREST:RE」に対するネット上の反応も上々です。
・「面白そう!」
・「林業って深刻なんだね」
・「ゾンビで林業を伝えるって発想がすごい」
といったコメントが多く見られ、ユーモアと社会的メッセージを両立させた作品として期待が高まっています。
YouTubeでの公開を待ち望む声も多く、公開後の反響が楽しみです。

まとめ
「ゾンビ林業 FOREST:RE」は、風刺とユーモアを武器に、林業の課題を世間に広く伝えようとする意欲的な取り組みです。
林業の再生を目指すメッセージは、地域社会だけでなく全国に向けて発信されています。
この映画を通じて、多くの人が林業の現実を知り、未来を考えるきっかけとなることが期待されます。
※記事内の画像にはイメージが含まれてます。

コメント